血液型不適合の妊娠

 

血液型不適合の妊娠について

ABO式血液型不適合

ABO式分類法ではA、B、O、ABの4種類の血液型に分類できます。

 

ABO式血液型不適合は、O型のお母さんとA型、もしくはB型の赤ちゃんの組み合わせで比較的よく見られます。
通常は、赤ちゃんとママの血液が混ざらないようになっていますが、何らかの原因で胎児の血液が母体に流れ込んでしまうことがあります。
血液型の組み合わせ次第で「血液型不適合妊娠」と呼ばれる状態になり、「胎児新生児溶血性疾患」という疾患を招いてしまうことがあります。

 

胎児の赤血球に対して、母体の免疫反応が起こり、その赤血球を攻撃する抗体ができることにより起こるものです。

 

赤ちゃんの症状としては、黄疸がほとんどの症状です。
貧血も見られることがあります。出生後早期に出てきます。

 

ほとんどの場合、重症化することは少なく、光線療法などで治療することができます。
まれに交換輸血などの治療が必要なこともあります。

 

 

Rh式血液型不適合

血液型には、ABO式のほかに、Rh式という分類法もあります。
この方法では、すべての人が(+)と(-)とに分けられます。日本人は、ほとんどの人がRh(+)ですが、
約5%ほど(-)の人がいます。

 

問題となるのは、ママがこのRh(-)でパパがRh(+)、おなかの赤ちゃんが
パパから受け継いだRh(+)の血液をもった場合です。
妊娠中や分娩のときに、赤ちゃんの血液が胎盤を通してママの体に入ることがあります。

 

ところが、ママが(-)で赤ちゃんが(+)だとママの血液中に異物である(+)を拒絶しようとする抗体ができてしまうのです。
この抗体は、はじめて妊娠したときにつくられるため、最初の赤ちゃん(中絶や流産も含む)には、あまり影響しません。

 

危ないのは二人目以降の赤ちゃんです。
二人目の妊娠では、ママの体の中にはじめから抗体ができてしまっているので、それが赤ちゃんの赤血球をこわしたり、
溶血性貧血、全身水腫、重症黄疸などの障害を起こしたりします。

 

ただ現在では一人目の赤ちゃんを出産した直後に、抗体をつくらせない薬(免疫グロブリン)を
注射してつぎの妊娠に備えますので安心です。


 

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